サイダー・ハウス・ルール [極私的映画感想]
監督 : ラッセ・ハルストレム
評価 : ★★
主演トビー・マグワイア。2000年のアカデミー賞では、助演男優賞と脚色賞を受賞している作品だそうで。原作は現代アメリカ文学を代表する作家のひとりジョン・アーヴィング。ちなみに脚色を担当したのもその原作者本人だそうです。
監督は『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』、『やかまし村の子供たち』などを撮った人。
といったあたりが基本的なデータ。
自分の感想としては、「物足りない」。
まずストーリー。基本的にはビルドゥングスロマンっつー感じの成長物語なんだろうと思うが、なんかこう、まったく衝迫力がないっつーか、見ててドキドキするとか切なさがよぎるとか、そういった感じが皆無。もしかしたら原作も淡白な物語なのかも知れないが、たぶん映画の見せ方にもよるんじゃないかと思う。ド淡白。
画的には綺麗と言えば綺麗。だけど別にこう…迫ってくるものはないね。やはり。どうもそういう見せ方する監督じゃないのかな。ほかの作品も有名だけど、観たことないんだわ。
つーか、近年のアメリカ映画ってこの手の作品が多いような気がするのは気のせいかね。なんとなく「心温まる」的な物語をサラっと撮って「はい、できました。綺麗でしょ」的な。
そういう作品に出会うと見終わった後で、「だから何なんだ?」と言いたくなる。
んな感じ。
あ、そうそう。エリカ・バドゥが出てたことにはちょっとビビッた。
あとシャーリーズ・セロン。正直自分は俳優についてはまったく詳しくないので、この女優もよく知らんかったが、軽く脱いだところで、「すげー体だなー」とは思った。今DiorのCMに出てるけど、この映画観てなかったらまったく知らないままだったんだろう。
んな感じ。
★について
そもそも極私的な感想であって、決して客観的な評価を狙ったものではありません。
ゆえに★の数は、単にfouがその作品を気に入ったかどうか、その一点に集約されます。
星は最大5つ。
☆は0.5を表す。
★★★★★ もう最高。この後すぐにDVD買いに行きます!
★★★★ けっこうすばらしい作品。金が出来たらDVD買うかも。
★★★ 良作。心のノートに「なかなかナイス」と書いておく。
★★ 凡庸。特に評価しません。
★ 時間のムダだった。オレの貴重な時間を返せ!
尻毛 論外。これは断じて映画ではない。